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音楽の玉手箱

ドビッシーのためいき

19世紀もおわろうとするフランスはパリ。
当時アールヌーボーの旗手として注目を集め、全音音階という今までにない宇宙的なサウンドで、新境地を切り開いていたドビュッシー。
ところがそのドビュッシーにとんでもない事がおこりました。
エッフェル塔の下で行われた万国博の演奏会。
ドビュッシーはそこで見た事も聴いた事もない音楽に唖然とし、かなりのショックを受けたようでした。
その音楽とは、日本の筝での演奏でした。
ドビュッシーのピアノの代表曲「ピアノのために」を聴いてみて下さい。どこかに筝の音階がかくされていますよ。


音楽家の悲劇

むかしイタリアでは法律で演奏が禁じられたヴァイオリニストがいました。
パガニーニです。
そのあまりの音色にみんなが仕事を忘れてしまうという理由でした。
ピアノの演奏力に最高のもを求めたシューマンは1本1本の指を天井からつるしたひもでしばり特訓を続け、ついに指が動かなくなってしまいました。
ヴェーバーは歌劇場の楽長として成功を収め乾杯するうち、ワインと硝酸をまちがって飲み美声をつぶしてしまいました。
しかしその後「魔弾の射手」でオペラ作家としての地位を築きあげました。
どの音楽家も悲劇をのりこえて後に語り継がれる大作曲家となりました。