それでも、私は生きていく
新刊のご案内
当院院長による新たな書籍を刊行いたしました。
人生は、自分で選んでいるようで、気がつけば流されていることも少なくありません。
一見、穏やかに続いているように見える日常の中に、ふとした違和感が紛れ込むことがあります。
それがいつから始まっていたのか、後になって初めて気づく――
そんな感覚から、この物語は静かに始まります。
新型出生前診断という選択、妊娠の中断、母の死、乳がんの宣告、そして離婚。
重なる出来事の中で、ひとりの女性は、立ち止まることすらできずに時を重ねていきます。
どれも特別な出来事ではないかもしれません。
しかし、その一つひとつが、確実に人生の形を変えていきます。
「本当に、自分で選んできたのだろうか」
その問いに初めて向き合ったとき、
彼女はようやく立ち止まり、自分の人生を見つめ直し始めます。
本書は、すべてを失ったかのように感じたその先で、
日常の中にわずかに残る光を頼りに、
少しずつ「再生」へと向かっていく静かな物語です。
医療の現場に身を置く中で見えてくるのは、
身体の回復だけではなく、心が再び動き出す瞬間です。
本書には、その言葉にならない変化が丁寧に描かれています。
大きな声で励ます本ではありません。
けれど、読み終えたとき、
自分の人生をもう一度静かに見つめたくなる――
そんな一冊です。
診療の待ち時間や、心を少し整えたいときに、
そっと手に取っていただければ幸いです。
ご関心のある方は、院内設置のご案内、またはAmazonにてご覧ください。
※本書はフィクションとして構成されています。実在の人物・団体とは関係ありません。