正常な顎関節の構造と動き

(図1)
正常な顎関節
顎関節症を知るために顎関節の構造を見て いきましょう。
頭蓋骨と下顎骨は別々の骨で、耳の前にある顎関節部でつながっています。(図1)
下顎骨の付けねの部分を「下顎頭」と呼びます。この下顎頭を受ける頭蓋骨のくぼみを 関節窩と呼びます。
そして、下顎頭と関節窩の間に座布団のようにクッションの働きをなす組織を「関節円板」と いいます。
これからの説明には、「下顎頭」と「関節円板」の2つの言葉が良く出てきますので覚えてお いてください。
耳の前の部分をクローズアップしたのが図2です。
![]() (図2) |
頭蓋骨と下顎骨の間にあるのが関節円板 赤く着色した部分が関節円板です。 |
![]() (図3) |
口を開けた時の下顎の位置 口を開けると下顎が下前方へ移動します。 正常な顎関節はこのように口を開けた時も
閉じたときも常に下顎頭の上に関節円板が
乗って噛みしめなどの強い衝撃から関節を
守っています。 |
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図は「顎口腔機能異常と咬合のマネジメント」 J.P.Okesonから転載 |
口を開け閉めしたときの関節の動き 左下に8枚の連続した図があります。(図4) これは、口を次第に開けていき大きく開けたところから再び口を閉じていく際の関節の動きを連続して描いたものです。 一番上の図は口を閉じた時の頭蓋骨と下顎頭と関節円板の位置を示しています。 頭蓋骨と下顎頭の間に関節円板があるのが分かります。時計周りの右下の図は口を開けていくところです。 一番下の図のところが口を一杯に開けた時の様子です。そして、左上に移るに従って口を閉じていきます。 このように関節のなかでは下顎頭は蝶番運動だけではなく、回転と滑走運動を組み合わせた複雑な運動をします。 その開口時、閉口時のいずれの時でも下顎頭の上に関節円板が乗っているのがわかります。 常に関節円板があるので関節窩に引っかかる |



