![]() (図1) 図は「顎口腔機能異常と咬合の |
関節円板と下顎頭の強いこすれやぶつかりで 異音がします 口を開けた時に耳の前の部分で「カクッ」といった感じの音がすることがあります。本人しか聞こえないような小さな音の場合と他人にも聞こえるほどの大きな音の場合があります。 どうして音がするのでしょうか? ほとんどが口の開けた時に音がでますが、 口を閉じていたときに前に落ちていた関節円板(左図の赤く着色した部分)が、口を開けた時に円板が元に戻ろうとして下顎頭(下の顎の付け根)に乗り上げて音がでます。口を閉じる時には再び下顎頭から関節円板がずり落ちるために音が発生します。このときは開口時と閉口時にカクカクと一回ずつ音がします。 エルミネンスクリック:口を開けた時に、円板のずり落ちてなくても円板ー下顎頭複合体と関節結節がこすれあって雑音が発生することがあります。 |
![]() (図2) 図は「顎口腔機能異常と咬合の |
関節円板がずり落ち、靭帯に穴が開くこと があります。 上の状態より病変が進行すると音は「ジャリジャリ」と変化してきます。ひどくなると後方の部分に穴が開き下顎頭は直接、骨と接触するためにミシミシときしむような音が発生 この頃になると患者さんは痛みが強くなり口も開かなくなり大変つらい思いをすることになります。口は上下の前歯の間が普通4cmから5cm開きますが、この状態では2cm位しか開かなくなり食事をするのも大変です。 このようにならないように適切な治療を受けることが大切です。 関節円板が落ちて引っかかってしまった状態から、本来の位置へ戻ることはなくなり治療は難しくなります。 |
![]() (図3) |
口を開けたときの様子です。 図3の下顎頭と関節窩の間の黒くなっている部分が関節円板です。 関節円板が完全に前へ落ちて折れ曲がり、下顎頭は上を突き上げる形になっています。 |
(図4)
治療後をシロナソグラフィで検査しました
顎の痛みがとれ口が開くようになりました。シロナソグラフィーの検査結果も ほぼ正常と同じ結果がでています。(図4)
顎関節症の治療では、患者さんの状態を正確に知ることが必要です。また、 患者さん自身も自分の状態を理解することが大事なのです。顎関節症は切り 傷や風邪のような病気とは治り方がまったく異なるものです。検査結果をもと に適切に治療すれば、顎関節症とうまく付き合っていくことができます。



